リフレイン〜3rd Season〜
四係に戻って、みんなに今回のことを説明する。
最短でも三日は日本を離れることになるらしい。
「そっかー、モナコの王子様の警護ね。俺、会ったことないよ!」
「あら、あたしだってそうよ。テレビでしか見たことないわ」
健太の言葉にそう返す朱里。
まぁ確かに…一係や二係くらいになれば、見ることもあるかもしれないけど……。
「でも…それだけの政府要人なのに、なぜ一係や二係が着かないんですか?」
ヒロが不思議そうに警護計画書を見ながら、そう言った。
「なんか一係も二係も、この期間は忙しくて着いてられないんだって。だから待機中のあたしらに話が回ってきたってワケよ」
上も勝手だよね、ほんとに。
「そうなの……ま、上からのご命令とあらば、仕方ないわね」
朱里が呆れたように計画書を見る。
「あ、あとね。最短でも三日は日本を離れることになるみたいだから……みんな、荷造りとかしておいてね!ホテルは上が取ってくれてるみたいだから」
「「了解!!」」
家帰ったら、潤にも話さなきゃ。
あたしがいない間、雅樹達のことお願いしなきゃだし。