リフレイン〜3rd Season〜
「潤さんて、凄くお優しいですよね。強くて格好良いし。第三係でもかなり人気あるんですよ!ホント奥様である、あなたが羨ましいです」
「……それはどうも」
あたしは不快に顔を歪めながら彼女を見た。
コイツ…なんか引っ掛かる。
だいたい潤に渡したい物があるなら、潤に直接渡せばいいじゃん。
所属してる課も一緒なんだからさ…。
「では私は失礼致します。戸田水樹さん」
宮下さんは再びニヤッと笑うと、あたしの前から去っていった。
なんなの?いったい…。
ていうか、いちいちあたしに潤が格好良いだの、優しいだの言ってくる自体おかしいし。
それに…
潤に家まで送ってもらったって言ってた…。
大丈夫だよ!
潤が浮気なんかするワケないじゃんか!
そんなわけ…ないよね?