リフレイン〜3rd Season〜
「……っ…許さない…!!」
宮下は震えながらあたしに近付いてくる。
そしてあたしが蹴った包丁を拾うと、再び襲いかかってきた。
「痛い目に遭いたくなかったら、もうやめな!」
あたしは宮下に向かって言った。
「うるさいっ!死んでよ!!」
宮下がビュッ!と包丁を降りかざしてくる。
嘘っ…!
油断した……!!
ダメ…あたしはまだ死ぬわけにはいかない…!
家族がいるんだから……!!
「……痛っ…!!」
急に宮下の動きが止まった。
え…?
あたしは驚いて目を見開く。
「じゅ、潤…!!」
そこには宮下の腕をねじ上げている潤の姿があった。