リフレイン〜3rd Season〜
あたしは今にも泣きそうな衝動を抑え、なんとか自宅に着いた。
「荷物下ろすから潤は先に入ってて!」
あたしは潤に肩を貸しながら言った。
「おう、悪いな」
潤はあたしに体を預けながら囁く。
そして潤を家に入れて、荷物をトランクから取り出す。
「ふぅ…」
なんか色々あったなぁ。
ライバルが登場したり、潤が怪我したり…。
けど、あたしが支えたい。
潤を愛してるから、ずっと一緒にいたいから――…
「パパーッ!おかえりぃ〜♪♪」
家に入ると、雅樹が大はしゃぎしながら潤に抱き着いている。
「ははっ!ただいま、雅樹。悪かったな、帰るの遅くなって」
潤も嬉しそうに雅樹を抱っこしている。
いいなぁ、こういうの…。
あたしは目の前の風景を見て、ふと思った。