リフレイン〜3rd Season〜
「ん?起きてたよ。つかさ!朱里の寝顔ってすげぇ可愛いな!」
「はぁ!?」
あたしはあからさまに眉間にシワを寄せた。
「なんでそんなこと知ってんのよ!!」
「いや〜知ってるも何も俺達、昨日あれだけ熱く抱き合ってたじゃん?見れて普通でしょ!」
か〜〜っ!!
コイツはこんなことばっか〜!!
「うるさい!黙ってなさいよ!」
あたしは健太に平手打ちをしようとした。
――パシッ!
なのに、その手は健太によってあっさりと止められてしまった。
「ふっ、今回は俺のほうが一枚上手だったみたいだな」
健太はフッと笑うと、あたしにキスを落としてきた。
「……っ…とにかく…早くシャワー浴びなきゃ…。今日、あたし警護付かなきゃだから…」
あたしは健太を押し返すと、ベッドから起き上がった。
「そういや俺もそうだ!朱里、ナイス!」
健太はTシャツを羽織ると、ベッドから出た。
あたしもそれを見て、ベッドの下に落ちている下着や服を拾い集め、身に付け始める。