どうしょうもねぇくれぇ、好き。
★俺のホントウ
「…痛い…。」
「だから悪かったって。」
「だって痛いんだもん。」
情事が終わってベットに寝そべる俺と瑞季。
瑞季はベットに寝そべるなり、腰が痛いと嘆きだした。
「痛い…。」
「…しつけぇ。」
もう六回目であろう瑞季の"痛い。"を聞いて、額をパチンッと軽く叩く。
「痛っ。」
「んな大袈裟な。」
瑞季が額に両手を当てて痛がる。
でも、口元がしっかり笑っていて…――
「俺が騙されるとでも?」
ニヤリ、俺はあと何回でも出来るんだぞ。という笑みを瑞季に見せると瑞季の顔色が青ざめる。
「も、ももももう無理だからね!」
「俺はまだいくらでもイケるよ?瑞季ちゃん?」
ジリジリとベットの背もたれに追いやると、来るなぁ!と瑞季が叫んだ。
その反応が面白くてしょうがねぇ。
「笑わないで!」
「ごめんごめん。可愛くてつい。」
サラリと瑞季が可愛ぃと言う。ガチで言ったら怒るからな。
と、思ってたんだけど…
「かっ、」
「か?」
「からかわないで!」
さりげなくも駄目だったみたいだ。