どうしょうもねぇくれぇ、好き。





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――チュッ――




くすぐってぇ…。




首辺りがくすぐったくて目を開ける。



すると、俺の視界には瑞季の顔がドアップで映った。




「…瑞季?」



「渉、おはよ。よく寝てたね。」



「寝て…?」



「渉、寝てたんだよ。」




俺が瑞季の方に視線を向けると、瑞季がニコッと笑う。




「瑞季、こっち来いよ。」




寝ていても、性欲はすぐに沸いてきた。


そろそろ限界、そう思って瑞季を呼ぶと瑞季が少し頬を赤く染めた。




「…渉、引かないでね。」



「あ?」




瑞季がベットになかなか上がって来ようとせずにベットの下で恥ずかしそうにそっぽを向く。



そのせいで瑞季の顔しか見えず、首から下がベットに隠れて見えねぇ。



俺は早く瑞季に触れたくて手を伸ばした。




「引かねぇよ。こっち来い。」



「…うん。」




俺はこの時、瑞季に触れたくて何で瑞季が恥ずかしがってんのかもよく考えていなかったから




「…。」




瑞季の格好を見て混乱した。





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