どうしょうもねぇくれぇ、好き。
「え、何…?」
混乱、と言うよりは困惑の方が正しいかもしれない。
だって、目の前には。
「メイド?」
メイド服を着た瑞季が居たから。
「…っ、」
「えっと…?」
瑞季が右手で口元を隠す。
それは、恥ずかしがっている証拠だ。
「何でメイド服?」
未だに訳が分かんねぇ俺は瑞季の派手な服を見ながら問い掛ける。
しかし、すげぇな。メイド服なんて初めて見た。
ほぉー。と関心しながら瑞季が着ている服を見る。
「と、友達が絶対渉が喜ぶって言うから…。も、貰ってきた。」
「…もら?」
「これ、友達が作ったの…。」
瑞季がレースが沢山付いたスカートを掴む。
「…やっぱり渉、引いた…?」
ジッと俺が見ている事に気が付いたのか、瑞季がしゃがんで涙目で俺を見てくる。
うっ、ただえさえ瑞季の涙目は無理なのにそれプラス上目遣い&メイド服って刺激強すぎ…。
「…っ、駄目な訳ねぇだろ。」
俺は我慢できなくなってとうとう、瑞季をベットに引き込んだ。