どうしょうもねぇくれぇ、好き。
★俺の独占欲
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「なぁ、あいつ可愛くねぇ?」
「あ、俺も思ってた。最近可愛くなったよな。」
苛つく。
俺は多分、今すげぇ顔をしてると思う。
さっきからのこの苛つきの原因は
「ぜってぇDはあるって!」
「いや、あれはCだな。」
この会話だ。
最近、瑞季は人気がある。
何でかって?
それは分かんねぇ。
急にだ、急に。
瑞季が可愛ぃ。と人気が出だしたのはつい四日前の事。
ある男が"この教室に居る男の好きな奴を探し当てる"というなんともアホらしいゲームから始まった。
その時はこんな事になると予想もしてなかった俺は
まぁ暇潰し程度にはなるか。
とゲームに参加した。
「じゃあ、長原(ながはら)からな。」
初めのターゲットは長原になった。
長原はこの大学で結構モテてる奴だった。
だから一番最初のターゲットに選ばれたんだろう。
「は?俺?つぅーか俺もこのゲームに参加してたんだな。」
「お前は強制参加だ。」