どうしょうもねぇくれぇ、好き。
「んー?」
あ。目が覚めたみたいだ。
瑞季はまだ眠いのか目を擦りながら周りをキョロキョロと見ている。
そして、瑞季は隣に寝ている俺を見付けてニコッと笑う。
「渉(わたる)ー。おはよぉ。」
「おはよ。よく眠れた?」
「うん!眠れたよ~。」
そう言って笑う瑞季…
可愛過ぎる。
つぅーか…
理性が持たねぇ…。
なんたって、さっきから瑞季の柔らかい胸が俺のお腹辺りに当たってる。
「ねぇ…。」
「ん?何?瑞季。」
瑞季にはバレないように平常心を保つ。
…頑張れ。俺。
…でも、俺の努力は虚しく終わった。
この後の、瑞季の台詞によって。
「朝から…?って思うかもしれないけど…
しよ?」