どうしょうもねぇくれぇ、好き。
★俺の心の内
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大学に着いて、一息つく。
家より大学の方が落ち着くなんてどうかしてる。
そんな事を思いながら図書室に向かう。
他の教室と比べて静かな図書室は俺が落ち込んだり、落ち着きたい時に行く場所だ。
――ガララ…――
滑りの良いドアが開く。
予想通り、朝の為まだ人が来ていない。
コツコツと静かな図書室に音を響かせながら歩く。
シンとしている図書室にフワリ、風が吹く。
すると、図書室特有の本の匂いが鼻を掠った。
スウッと。
肺いっぱいに図書室の空気を吸い込む。
あぁ、やっぱり図書室は落ち着く。
やっぱり落ち込んだ時は図書室に限るな。
静かに椅子に座る。
今日一日、此所で過ごそうかなー…。
なんて事を思いながら机に顔を押し付ける。
…俺、軽く現実逃避してんな。