スパイ・ハイスクール
今目の前に居る棗は右腕をがっちりと咲夜に掴まれ、身動きがとれない状態のようだ。その様子を徳佐は愉快......いや失礼、馬鹿にしたような顔で見ている。
棗は(本人には言えないが)まぁチビ......またまた失礼、まぁ小柄な方だ。身長は確実に150㎝あるか無いか、というところだろう。そして......
「と、に、か、く!早くこの腕解いてください!そして無理やり引っ張んのやめてくださいよ!」
「あーもう、はいはい、腕解きゃーいいんだろ。それより、お前もうちょっと胸あった方がいいよね」
「黙れええええぇええぇぇ!」
そして貧乳。手足が凄く細いし、顔もまぁ可愛らしいのだが、惜しいことに幼児体型。
「咲夜。棗の幼児体型は今に始まった話じゃないだろう。早く中に入りなよ」
「ん、そーする」
「2人共、乙女の純情踏みにじんなぁぁぁぁっ!」