立夏物語 【キセコン】
「寝てろって言ってんだろ、こんちくしょう!」


秀介は今日も、まことの投げ技で布団に転がされた。


今日は、台所で昼食を準備する彼女のお尻に抱きついたのだ。


「良いじゃないか、ちょっとぐらい…減るもんじゃ無し…」


「減ったらどうするつもりだボケ!」


そう言いながら、まことはお粥の入った鍋と、取り皿をお盆に乗せて秀介の処まで運んで入った。
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