立夏物語 【キセコン】
まことは浴衣の裾から脚を出して、秀介の鼻先にすっと突き出した。


16歳の透ける様に眩いふくらはぎが浴衣の裾から露わになる。


件の秀介は暫くそれを見詰めてから、彼女の前に正座して恭しく脚を持ち上げると、優しくそれにキスをした。



ぞくり……



まことの背筋に悪寒にも似た快感が走る。


秀介の舌と唇はふくらはぎから、太腿へとゆっくり脚を舐め上げて行く。


その感触は軟体動物が這い廻る様、そして彼女の心をかき乱す。


更に秀介が浴衣の裾に頭を突っ込んで女の部分へ舌を触れようとした瞬間…
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