薬指の誘惑
「彩〜、お腹空いた〜」
フリマからの帰り道、アタシの一言から、近場のファミレスに行くことになった。



ファミレスで彩とおしゃべりをしながら、目の前のハンバーグを頬張る。
「ねぇ、さっき買ったアクセ付けちゃおうよ」
彩は先ほどのフリマで買ったシンプルなシルバーのブレスレットをカバンから取り出す。

「アタシも〜」
アタシは指輪を取り出し、左手の中指にはめる。
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