レイチェルと私自身の決着
「まあいいニャ。話を戻すニャ。アタシが来た理由は……ナツコ。アンタを救うためニャ」
「私を救うため……? ってことは、あなたは未来っぽい所から来たネコ型のロボット……とかなの?」
「違うニャ!」
「ぷぷっ! だよねー!」
いつのまにか私の中から恐怖感が消えていることに気付いた。
笑ったり、こんな風に誰かと普通に会話したのなんて、本当にいつ以来なんだろう。
とにかく私は、目の前にいる猫っぽい変な存在に魅力を感じているようだ。