レイチェルと私自身の決着
「あ、なんか映った」
最初はすごくぼやけていた。
が、次第に形が整っていき……それはやがてマンガ本になった。タイトルもはっきりと読める。
「MAMA……」
「思い出したかニャ? 本をどかして実際に見てみるニャ」
私の体はレイチェルの言葉を聞き終える前に動いていた。
そして、水晶に映し出された通りの結果となった……。
「本当……」
本当に驚いた。正直、半信半疑だったけど、私は信じてみることにした。
ネコ水晶の力を。