ナミダボシ


陽は嬉しそうに輝いた笑顔をアタシに向けた。


その笑顔がこの一瞬だけでもアタシにだけ向けられてると思うと胸がドキドキする。


「あのさすげぇニュース!!」


ニュース?つまり噂話ってこと?

そのためだけにアタシを朝早く屋上に呼び出したわけ?

呆れた顔をしてたのか陽は慌てて付け加えた。



「違ぇよ。噂話とかじゃないから!!」


じゃぁ何?


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