龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
第十九話 メッセージ
『ゴールデンウイークは、君の好きな所へ行こう』
確かに僕はそう言った。
「何むくれてんの」
従弟の悟がニヤッと笑って言った。
「どこで判断ミスをしたのか考えてたんだ」
僕はムスッとして答えた。
「どうしてお前と大輔と美月ちゃんを連れて歩く羽目になったのか、ね」
「お気の毒様。でもほら、しづ姫は楽しそうだよ」
僕の少し先を歩いている志鶴は、後輩の美月ちゃんとはしゃぐように喋ってる。
すぐ側ではもう一人の従弟、大輔が、かなり天然な女の子達の会話にツッコミを入れていた。
「自分が一気に年くった気がする」
僕はぼやいた。
確かに僕はそう言った。
「何むくれてんの」
従弟の悟がニヤッと笑って言った。
「どこで判断ミスをしたのか考えてたんだ」
僕はムスッとして答えた。
「どうしてお前と大輔と美月ちゃんを連れて歩く羽目になったのか、ね」
「お気の毒様。でもほら、しづ姫は楽しそうだよ」
僕の少し先を歩いている志鶴は、後輩の美月ちゃんとはしゃぐように喋ってる。
すぐ側ではもう一人の従弟、大輔が、かなり天然な女の子達の会話にツッコミを入れていた。
「自分が一気に年くった気がする」
僕はぼやいた。