龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
夕方になって、部屋で仕事をしていると志鶴が帰って来て僕の仕事部屋の入口からひょっこり顔をのぞかせた。
「圭吾さん、ただいま」
「お帰り。こっちにおいで」
志鶴は僕のそばに来ると首に手を巻き付けて抱きついた。
「今日はありがとう」
「どういたしまして。悟からメールが来ていたよ」
志鶴の画像つきで
「悟くん、とっても親切だった」
「志鶴の事が気に入ったから、学校行事でエスコートが必要な時はいつでもどうぞだって」
その代わり、クリスマスにもアルバイト料がほしいらしいが
「あんまりいい考えだと思わないけど」
「そう? そうでもないよ。悟にはフランスに留学中の恋人がいるんだ」
「なぁんだ。だから圭吾さんは平気だったのね」
「彩名の友達でもあるんだけどね。ほら、みんなで撮った写真」
志鶴は受け取った写真をまじまじと見て
「圭吾さん?」
「何?」
「この人男の人よね」
「そうだよ」
「えっ、え――――――っ!」
驚く志鶴を見て僕は笑い転げた。
「志鶴を見てると飽きないよ」
「ひっどい!」
それから志鶴はもう一度僕の首にかじりついた。
「でも、大好き」
知っているよ
僕の大事なお姫様
「圭吾さん、ただいま」
「お帰り。こっちにおいで」
志鶴は僕のそばに来ると首に手を巻き付けて抱きついた。
「今日はありがとう」
「どういたしまして。悟からメールが来ていたよ」
志鶴の画像つきで
「悟くん、とっても親切だった」
「志鶴の事が気に入ったから、学校行事でエスコートが必要な時はいつでもどうぞだって」
その代わり、クリスマスにもアルバイト料がほしいらしいが
「あんまりいい考えだと思わないけど」
「そう? そうでもないよ。悟にはフランスに留学中の恋人がいるんだ」
「なぁんだ。だから圭吾さんは平気だったのね」
「彩名の友達でもあるんだけどね。ほら、みんなで撮った写真」
志鶴は受け取った写真をまじまじと見て
「圭吾さん?」
「何?」
「この人男の人よね」
「そうだよ」
「えっ、え――――――っ!」
驚く志鶴を見て僕は笑い転げた。
「志鶴を見てると飽きないよ」
「ひっどい!」
それから志鶴はもう一度僕の首にかじりついた。
「でも、大好き」
知っているよ
僕の大事なお姫様