龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
二週間後、いかにも女の子好みに薄紙とリボンでラッピングされた指輪が届き、そのまま志鶴にプレゼントだよと渡した。
「うわぁ 可愛いっ!」
志鶴はプレゼントの包みを開けると跳ね上がって喜んだ。
「キレイ キレイ キレイ!
本当にもらっていいの?」
「うん。おしゃれ用らしいから普段使いにするといいよ」
「ありがとう、圭吾さん」
志鶴は光に指輪をかざしてから嬉しそうに自分の指にはめた。
僕の脈が跳ね上がった。
左手の薬指。
約束の指だ。
それから手をかざしてうっとりとした目で眺める。
君にそんな目で見られたら月だってその指輪に嫉妬するだろう。
「彩名さんに見せてくる!」
いくらでもどうぞ。
見せびらかして自慢するといい。
僕がいつも君をそうするように。
ドアのところまで行った志鶴はもう一度戻ってきて
「今度のお休みに、これつけて圭吾さんとデートしたいの」
と言う。
お望みのままに、お姫様。
「うわぁ 可愛いっ!」
志鶴はプレゼントの包みを開けると跳ね上がって喜んだ。
「キレイ キレイ キレイ!
本当にもらっていいの?」
「うん。おしゃれ用らしいから普段使いにするといいよ」
「ありがとう、圭吾さん」
志鶴は光に指輪をかざしてから嬉しそうに自分の指にはめた。
僕の脈が跳ね上がった。
左手の薬指。
約束の指だ。
それから手をかざしてうっとりとした目で眺める。
君にそんな目で見られたら月だってその指輪に嫉妬するだろう。
「彩名さんに見せてくる!」
いくらでもどうぞ。
見せびらかして自慢するといい。
僕がいつも君をそうするように。
ドアのところまで行った志鶴はもう一度戻ってきて
「今度のお休みに、これつけて圭吾さんとデートしたいの」
と言う。
お望みのままに、お姫様。