龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
志鶴は、真っ赤な顔で苦しそうに浅い息をしている。


かわいそうに


タオルを取り替えてやると、フウッと微かなため息をつく。


愛しい志鶴


「圭吾さん?」


「ここにいるよ」


ずっと側にいるよ

いつだって君の側に

僕なら君の側にいてやれる


だから僕を愛してくれ


もっと深く愛してくれ
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