龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
「あのね、圭吾さん」

何?

「わたし、圭吾さんの恋人になりたいの」

君は僕の唯一の恋人だよ

「そうじゃなくて」

君はもどかしげに言った。

「本当の恋人に。わたしを抱いて。そして愛して」


僕の頭に一気に血が上った。


自分が何を言ってるか分かってる?

僕に何をされるか分かってる?


君がうなずく。


君が泣いても僕はやめないよ

「それでもいいわ」

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