龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
でもね、志鶴

僕は怖いんだ

年齢よりも子供っぽくて、純水培養みたいな君

男の本性を見て、僕を嫌いにならない?


柔らかな肌に触れ、君がおとなしく僕の腕の中に収まる。


君にゆっくりと口づけて

そっと触れて

愛を請う


お願いだ

嫌だと言わないで

僕を拒まないで


「圭吾さん、大好き」

囁くような小さな声

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