龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
いない
家中を捜しても志鶴はいない
体中の血の気が引く思いがした。
僕の血筋の中にある龍神の力――自分のために使うことはめったにないが、仕方ない。非常事態だ。
両手を一拍打ち鳴らし、精神を集中させて志鶴を捜す。
外?――雪だぞ
そういえば、朝
志鶴は窓の外を覗いて『圭吾さん、雪!』ってはしゃいでいたっけ……
僕を待ちきれなくて外へ出たのか?
家中を捜しても志鶴はいない
体中の血の気が引く思いがした。
僕の血筋の中にある龍神の力――自分のために使うことはめったにないが、仕方ない。非常事態だ。
両手を一拍打ち鳴らし、精神を集中させて志鶴を捜す。
外?――雪だぞ
そういえば、朝
志鶴は窓の外を覗いて『圭吾さん、雪!』ってはしゃいでいたっけ……
僕を待ちきれなくて外へ出たのか?