龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
痛々しいほど真っ赤な目


「大変! 風邪ひいちゃう!」


それは君の方だよ


雪よりも真っ白で綺麗な僕の恋人



「もう中に入ろう」


「うん」


志鶴が素直にうなずく。


僕は志鶴の手を引いて螺旋階段を上った。


「黙っていなくなるから、心配したよ」


「ごめんなさい」


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