龍とわたしと裏庭で【おまけの圭吾編】
「何だよ」
「いや、僕ら二人とも自力じゃないなと思って」
「そういやあそうだ」
「あら、二人で何の内緒話?」
志鶴が不思議そうに聞く。
「ちょっとした冗談さ」
僕がそう言うと、志鶴は小首を傾げて『似た者同士、話が合うのね』って言った。
似た者同士?
「過保護で口うるさいところ、そっくりよ」
僕と奴は顔を見合わせた。
「やっぱり、あんたは気に入らない奴だよ」
「お互い様だね」
僕らは作り笑いを浮かべながら、小声で言い合った。
僕らの天使は、こっちを見ながら嬉しそうな笑顔を浮かべていた。
「いや、僕ら二人とも自力じゃないなと思って」
「そういやあそうだ」
「あら、二人で何の内緒話?」
志鶴が不思議そうに聞く。
「ちょっとした冗談さ」
僕がそう言うと、志鶴は小首を傾げて『似た者同士、話が合うのね』って言った。
似た者同士?
「過保護で口うるさいところ、そっくりよ」
僕と奴は顔を見合わせた。
「やっぱり、あんたは気に入らない奴だよ」
「お互い様だね」
僕らは作り笑いを浮かべながら、小声で言い合った。
僕らの天使は、こっちを見ながら嬉しそうな笑顔を浮かべていた。