NEXT STEP
――――――――――
―――――‥

夏祭りの日



私は見回りをしていた。


辺りはカップルばかり目につく。



私だって好きな人と二人で祭り来たかったよ。




どうしてこうなっちゃうんだろ。




はぁ…。



「りっちゃん!」



ふと声のする方をみると、吉瀬くんが立っていた。



「吉瀬くん、一人?」


「いや、上矢も来る予定。」



ドキッ‥。



そっか上矢くんも‥。




「りっちゃん見回り?」


「うん‥そう。」



「じゃあ、一緒に回ろう。」


「え?」


「デートみたいじゃん。」



「‥そうだね。」



「//////」



何も言わなくなった吉瀬くん。



「吉瀬くん?」




< 106 / 236 >

この作品をシェア

pagetop