NEXT STEP
しばらく歩いたが問題はなさそうだ。


「俺ジュース買ってくる!!」


「行ってらぁ。」


吉瀬くんは走って行ってしまった。



私たちは用意されたベンチに座った。



結構歩いたなぁ。



足がパンパンだ。



「にしてもすごい人だね。」


「ん。俺人混み嫌い。」



「そうなの?」



じゃあ、何で祭りに‥。




そう思ったことが顔に出たらしく、上矢くんは笑って答えた。




「今日はユウの恋人探しのため。てかあいつモテんのになぁ。」



「…。」



恋人探しか‥。大概カップルばっかりだったような‥。
< 112 / 236 >

この作品をシェア

pagetop