NEXT STEP
「じゃ、俺らは行くか。」


そう言って立ち上がる上矢くん。



「えっ、吉瀬くんはっ!?」



「今頃女に囲まれてるって。」



「…。」




有り得る。




「あいつは戻って来ないよ。俺何度も待ちぼうけくらって、えらい目に合ったこと何回もあるし。」




ハハハ‥想像できる。



「そういう奴だから、ユウは。」





私はコクンと頷き立ち上がった。




「喉乾いた。」



「何か買いに行こっか。」



「ん。」



二人で売店目指し歩いた。
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