NEXT STEP
私たちは人混みを避け、コンビニに入った。




紙パック(500ML)のジュースを買って、近くの公園に入った。



祭りがすぐ近くだからか、こんな時間でも人が沢山いる。





パックにストローを差し、飲む。


「それうまい?」


上矢くんがじっとジュースを見る。



「おいしいよ?飲む?」



私が上矢くんに差し出すと、上矢くんは受け取り、一口飲んだ。




「あ‥うまい。」



「でしょ??」



「じゃ、俺のもあげる。」




私は上矢くんのパックを受け取り、飲んだ。




「おいしい!!」



二人とも変わったジュースを買ったもんだから飲み合いっこ。



私は心から楽しんでいた。




「俺らバカップルみたい。」



「本当。」


フフッと笑うと上矢くんは私の顔を覗き込んだ。
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