NEXT STEP
リビングのソファに座る日向先生。


私は少し離れて座った。



「梨音、俺を避けてない?」


「…そんなことは…。」



ないとも言えないけど‥。



私は俯いた。



この空気重すぎる。



「俺に言いたいことがあるんじゃない?」



っ‥!!私は日向先生を見た。



「それどういう意味?」


中川先生とヤったのか聞いてほしいわけ?




「不満があるから俺を避けてる。違う?」



「っ…夏祭り、中川先生と歩いてた。」



「あぁ、一緒だったよ。」



「!!イヤじゃないの!?」



まるで当たり前かのように言う日向先生に、声が大きくなってしまう。
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