NEXT STEP
「上矢くん。おめでとう。」



「ん。先生が見てたから頑張れた。」



フッと笑う上矢くんが輝いて見えた。



「//ほら、汗拭かないと風邪ひくよ。」



そのとき。



「上矢。」


私たちが振り返ると、日向先生がいた。



「今行きます!」


上矢くんが走って行ったあと、日向先生は私のところに来た。




「梨音、今日話がある。夜、行くから。」




「‥うん。」




それだけ言って日向先生は歩いて行った。
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