NEXT STEP
数日後


私は彩華とカフェに来ていた。


「久しぶりだねぇ。」


「‥だね。」


「どうした?何かあった?」


彩華はアイスフロスティーを飲みながら言った。





「うちの高校に健一が来た。」


「うっそ!?」


「ほんと。」



「…健一いつ日本に帰ってきたの?」


「さぁ。二人でまだ話してないから。」



「そっかぁ。」



彩華は煙草を取り出し、火を点ける。




「でも、変な別れ方したわけじゃないし、そんなに気にしなくてもいいんじゃない?」




「‥そだね。そうだよね。」



「それに、日向先生とはうまくいってんでしょ?」



「…。」
< 136 / 236 >

この作品をシェア

pagetop