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その日の帰り



私は健一とタクシーで帰った。



私のマンションに着き、健一も降りた。



「っ‥健一?」



「ん?」



「私このマンションだから‥。」



何で健一も降りるの?



「なぁ、梨音。」


「何?」



健一は真っ直ぐ私を見つめた。



私は目を見られなくて逸らしてしまう。





「俺ら、やり直せないか?」




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