NEXT STEP
私は健一を見た。




健一は真剣な顔で、冗談じゃないことはわかる。




「でもっ‥私彼氏がっ…。」



「わかってる。でも俺はまだ好きだから。」



「っ…。」



健一は私の顔を覗き込んだ。




何でそんなこと言うの…?




私はっ…。




「じゃあ、今日はお疲れ。また学校で。」



そう言って私の頭をポンポンとして歩いて行った。



言い逃げしないでよ‥ずるいよ…。

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