NEXT STEP
日向先生はずっと何も言わず、そばにいてくれた。




「ごめっ…なさっ…。」


「いや、ごめん。」



私の心はもう…。



今まで心の奥深くに追いやっていた、上矢くんへの想いがもう大きくなりすぎて…。






私…苦しいよ…。






日向先生に嘘ついて…上矢くんにも嘘ついて…自分にも…。





だけど、日向先生に言えなくて。





泣くことしかできなかった‥‥。
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