NEXT STEP
着いた場所は広い丘が広がる、自然豊かな場所だった。




駐車場から歩いて5分。




とても緑が青々としてて、空気もおいしい。




空も青く、澄み渡っている。



「ここ、何で?」



「最近の梨音元気ないから。自然にパワーもらおうと思って。」




「尚人‥。」


私は日向先生を見た。


日向先生は丘を見つめ、深呼吸をする。




「何悩んでるの?」



そう言って私の顔を覗き込んだ。




「っ…。」




上矢くんのことで。なんて言えない。
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