NEXT STEP
保健室に入ると、保健医の先生はいなくて、健一がいた。



「どうしたの?」



健一に声をかける。




「梨音こそ。どうした?」



「もう、学校では西口先生。」



私は健一を軽く睨んだ。



「あ、悪い。」


ははっと笑いながら話す健一。




「上矢くん来てない?」



すると、健一はベッドの方を指差した。




ベッドが一つ使われている。
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