NEXT STEP
翌日


私たちは大学にやってきた。


「きゃぁあっ!!広ーい!」


「‥ガキ。」


ボソッと言った上矢くんの言葉を聞き逃さなかった。



「ガキに言われたくないんだけど?」


私はからかうように上矢くんに言った。



「よく言うよ。」



そして二人で顔を合わせ笑った。




外では生徒たちがスケボーしたり、階段に座っておしゃべりしたり。



この雰囲気好きだなぁ。




二人で構内に入り、試験会場である教室の前に来た。




「じゃあ、上矢くん、頑張ってね。」


「ん。」


「リラックスだよ。」



すると上矢くんは私に顔を近づけ…。




「っ!!!!」



私にキスを落とした。




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