NEXT STEP
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私は3-Aの教室に入った。



そして上矢くんの席に向かった。



上矢くんは私を見つめる。




「上矢くん、通知、さっきファックスで来たよ。」



私は通知を上矢くんに渡した。



上矢くんは通知を開く。



「おめでとう。」



「っ!」




私は教壇に立った。




「さ、授業始めるよ。」




私は今日も生徒たちに英語を教える。




この子たちとこの学校で授業をするのはもう少ない。





ほとんどの子は進路は決まってる。



上矢くんは春にはニューヨークへ行ってしまう。




私は告白していいものか悩んでいた。





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