NEXT STEP
そして上矢くんの目の前に立つ。



「ただいま。」



「おかえりっ‥大樹。」



「梨音。」




私たちは引き寄せられるように唇を重ねた。





私たちは今までの時間を埋め尽くすようにキスした。




深く、優しく、甘く。




「んっ…。」





私は上矢くんの背中に手をまわした。





上矢くんは何度も角度を変えて私の唇を塞ぐ。





大好きが溢れていた。






そっと離れると、強く抱きしめられた。




「梨音。」




「大樹っ…好きだよ。」




すると上矢くんは少し離れた。




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