NEXT STEP
その日の夜、私たちは居酒屋に来た。


オシャレな居酒屋ではなく、アットホームな居酒屋に。



私は隅っこに座り、隣には日向先生。



まるで田中先生から守ってくれてるみたいだ。




「西口先生、このあと時間ある?」


日向先生が私に耳打ちをした。



「はい。」



「じゃあ、この後飲み直そう。」



クスッと笑う日向先生の顔が近くて。



それだけでドキドキする。




私はコクンと頷いた。
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