NEXT STEP
「西口先生は上矢のことどう思う?」


「えっ!?」


唐突だった。


あまりにびっくりして私は口を開けて日向先生を見た。



日向先生は私を真っ直ぐに見つめてきた。



「あ‥えと‥上矢くんは一生徒です。ただそれだけ‥。」



「そっか。じゃあ、俺のことは?一先生?」


「っ!!!」



日向先生は一度目を逸らし、もう一度私を見た。




「梨音、俺と付き合ってみないか?」



「っ!!!!!」



私は目を見開いた。




これって‥告白!?




どうしよう‥テンパってる自分。




「ダメか?」





日向先生が私の顔を覗き込む。



そんな顔されたら…。
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