NEXT STEP

私は校舎に戻った。


一人廊下を歩く。



でも、どうして上矢くんはあんなこと言ったんだろう‥?



私で遊んでるだけだよね‥きっと。




私は俯いて歩いていた。




ドン!!!


「わっ!!」


私は誰かとぶつかった。



前を見ると、上矢くんが立っていた。



「フッ。先生前見てないし。」



クスクス笑う上矢くん。





「ごめん‥。」



「先生、横田のことは俺が何とかするから。」



「え?」



上矢くんは襟足をかきながら目を逸らした。
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