恋の約束事
第1章
事の始まり
「まあ、そんな緊張するなって」
な…
なんで、こんな事になっているのだろう。
目が覚めたら保健室のベッドにいて。
目の前には私の両手を押さえて馬乗りになっている…
整った顔の王子がいて。
私の初恋の相手の王子様みたいな美少年がいて。
私にフッと笑いかけた。
ああ…そうだ、私は…―
< 1 / 18 >
メニュー
事の始まり