いつまでも


驚きすぎて
気持ちを言葉に表せない
そんな感じになった。


就寝時、みっちゃんだけに
そのことを相談した



よかったじゃんと
まっすぐな目で喜んでくれた



そこでわたしは
メモ帳を貰い返事を書いた


「わたしも好きです」


だけど小学校の時の
人を信じられないのが
まだ残っていたし

何か不思議な気持ちなので最後にこう付け加えた


「でも、この手紙は
誰にも見せないで下さい。

あと、このことは
内緒にしておいて下さい。」



と、



だけどその日(最終日)は
なかなか彼の目を見ることが出来ず


手紙を渡す機会もないまま


とぼとぼと歩いている時



草むらで寝転んでいる
彼を見つけた



誰にも気づかれないように
彼の近くに手紙を落とし


足早に去った。



後に彼はこの手紙を
「天からの手紙」
と呼ぶこととなる手紙。




わたしたちのほんとにほんとの
最初の原点となった手紙だった。
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