いつまでも

手紙の最後にちゃんと
ばれないように書いたのに



もう既にバスの中では
広まっていた



私はまだ幼くて
みんなに自分のことを
知られるのが心底嫌だった



その2日後、学校に登校したときから


彼との手紙交換が始まった



最初の手紙は感謝と謝罪の手紙だった。


「返事ありがとう。とても嬉しかった。

後、みんなに広まってるのは
キャンプファイヤーのとき
告白した結果言わなきゃ
島田が好きってことをばらすよ
って言われたから…。

ごめん、よくわかんないよね
でも、ほんとにごめん」



私はやっぱりまだ幼くて
その手紙で今までのことが嘘だったように
すぐ許した


彼の携帯とわたしのパソコンで
メールのやりとりもし



順調になかよくなった。



でも、彼が付き合っているそぶりを
見せないので


野活の後急激に仲良くなった
愛に見てもらいながら
彼に手紙を書き

こう聞いた


「もう、ただの友達って
思わなくていいのかな?」



彼からの返事はこうだった


「それって付き合うってこと!?」


やっぱり付き合うってことは
思ってなかったんだ
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