いつまでも

第1章 芽生え

桜が舞い散る季節。

私は、1歩新しい世界へと踏み込んだ。

全く見慣れない風景。

隣には、私より緊張してる!?母。

4/7 流咲中学校 入学式

そうっ、私は今日から中学生☆

小6の時に、必死で猛勉強して入ったこの受験中学。

友達は、塾で一緒だった子ぐらい


「唯、たくさん友達見つけて、楽しい中学校生活送りなさい。」
「うん♪お母さん!」

クラスの張られている掲示板を見に行く。

…知らない。知らないよぉ~
うわぁどうしよう。

知っている子も、違うクラス。

私のテンションはすでにがた落ち。

まだ、肌寒い慣れない体育館で入学式

まだわからない校歌
見知らぬ、同級生
ちょっと怖い、先輩

クラス写真を撮って、今日は終わり。


お母さんの車で今日は家に帰った。

(明日からどうしよう。でも、皆いい子そうだったし。
いっぱい話しかけたら仲良くなれるかな??)

私は、別に人見知りでもないし、小学校の時も
友達も多かった。

しかも、幸運なことに塾で一緒だった子と方面も一緒。

なんとかなる!!

私の家は、流咲中学から徒歩で20分。

小学校は、徒歩で5分もかかるかからないかの近いところだったし

どれくらい遠いのかあまりつかめなかった。

「8時半からHRを始めるのでそれまでに来てください」

先生からそう言われた。

なので、塾で一緒だった子と50分に私の家の近くで待ち合わせになった。

不安の渦が残ったまま
いつもより早めに眠りについた。
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