光の姫とゆかいな仲間たち
「ヒカリ。早く食堂行きましょうよ」


痺れを切らしたのかフウタがヒカリの服を引っ張る。


フウタは相変わらず子供だな。


なんて思いながらもフウタに尋ねる。


「お前ってご飯まだだったのか？
もう、食べたかと思ってた」


「まだですよ。だってヒカリ起こさないといけませんから」


フウタはキョトンとしながらそう言った。


「あたし朝苦手だから先に食べてても良かったのに」


ヒカリは申し訳なさそうに呟いた。


「僕が好きでやってるだけですから気にしないで下さい。
さぁ行きますよ」


フウタはニッコリと微笑みながらもヒカリの手を引いて食堂へと向かう。


フウタの態度はあからさまなのに気付かないヒカリはやっぱり大物だよな。


そう思いながらもフウタとヒカリの後ろを歩いた。



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